最初に習ったヨガのポーズのひとつで今も愛用している、ねじった三角のポーズ(パリヴィッタ・トリコーナ・アーサナ[Parivrtta Trikonasana])。
パリヴィッタは回転した・裏返った、トリコーナが三角という意味を持ちます。
一般的に意外と難易度は高いとされているんですが、しっかりと体が伸びてくれるのでやってみると気持ち良いアーサナですよ!
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パッと読むための目次
ねじった三角のポーズのやり方&効果|背骨を整え太もも裏を柔軟に!
山のポーズ(タンダ・アーサナ)の状態から片脚を引き、骨盤を正面に向けるところからこのアーサナはスタート。
そのまま片手を正面に上げつつ、状態を前に倒していきます。
正面へ上げているほうの手を前に出している足の外側へつき、もう片方の手を真上に引き上げます。
視線を天井側の指先に向けたらポーズの完成です。
このアーサナを最初に行なったときは、腕がビリビリとするような感覚がありました。
次第に体が順応していくに連れてこの感覚は少しづつ緩和してきたので、最初だけ来る特有のものかも知れません。
体の血液がどちらかというと頭のほうに流れてくることもあり、気持ちをスッキリさせる効果が高いようです。
ねじった三角のポーズのやり方
ねじった三角のポーズのやり方は以下になります。
- 山のポーズ(タンダ・アーサナ)から片脚を引く
- 片手を正面に上げつつ、状態を前に倒していく
- 正面へ上げているほうの手を前に出している足の外側へつく
- もう片方の手を真上に引き上げる
- 視線を天井側の指先に向け、呼吸を整える
呼吸の回数はその時にもよりますが、やや長めに行うことが多いですね(気持ちいいので)。
腿裏がしっかり伸びていることを確認し、脇&肩周りにストレッチ効果を感じる方はそちらも意識してみましょう。
血の巡りについても“血液と生命力が循環している感じ”を意識すると、より良いかもしれません。
体が固くて床に手をつくことが出来なければすね辺りを掴み、ポーズを深められるなら深めていく…という姿勢で望んでもOKです。
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ねじった三角のポーズの効果!
ねじった三角のポーズの効果として一般的にいわれるのは以下。
- 背骨を整える効果
- 体幹を強化する効果
- ももの裏側の柔軟性
- 気持ちを前向きにする効果
私がヨガに取り組み始めた頃はまだまだ体が硬かったので、腕・脇・肩周りにストレッチ効果があるのを感じました。
また、デスクワークで肩こりに悩まされていたんですが、血液の巡り方がいつもの変わるせいか、このアーサナをするようになってから肩こりが楽になった気がします。
肩こりに悩まされている方はぜひ試してみるべきだと思いますよ!
ねじった三角のポーズの特徴
名前 | ねじった三角のポーズ |
サンスクリット名 | パリヴィッタ・トリコーナ・アーサナ |
フォーム難易度 | ★★★★☆ |
ストレッチ効果 | 太もも裏の柔軟性 |
内面への効果 | 背骨を整える、気持ちを前向きに |
腹部をねじって上を向くことによって、内臓機能が活性化。
便秘などで悩んでいる方にとっても良い効果が期待できますよ!
体の柔軟性は「日頃のコツコツ」がモノを言ってくるので、根気強く取り組むといいでしょう。
ねじった三角のポーズの注意点
背中・背骨に異常がある場合は行わないようにしましょう。
また、人によっては立ちくらみが起こることもあるので、自分の体の調子をよく観察しながら取り組んでいくのがベストです。
何事においても無理のしすぎは禁物。無理をしない範囲で習熟を目指していきましょう。
個人的には気に入っているアーサナのひとつであり、肉体面・精神面ともに高い効果を感じています。
視線が特殊な形になるからか、リラックス効果が高いアーサナ
また、このアーサナは視線が特殊な形になるからか、リラックス効果が高いと思います。
ただ上を見ているだけのように見えますが、私の場合このアーサナを行うと「グルリと体が回転したまま、天井に浮いているかのような安定感」を感じます。
言い換えるなら「ジェットコースターの360度回転の時、ちょうど上側で(安定感を持って)停止している感じ」…と表現すると、もしかしたら伝わりやすいかもしれません。(感覚なので個人差があると思いますが…)
感覚が鋭い方は、実際に行なってみると「いつもと血の巡り方が違う」ということに気付くと思います。
スピリチュアルでもなんでもなく、特殊なポーズを取っているため重力のかかり方が通常と異なる…という感覚ですね。
この感覚を理解してくることによって、私の場合はリラックス状態へ入るためのコントロールがやりやすくなった気がしますよ!
スピリチュアルとは切り離して考えるのもひとつ!
東洋の神秘…ということで、ヨガをちょっとしたスピリチュアルとして捉えてみるのも風情があって良いと思います。
ただ、そこに流されすぎてもちょっと…という方もいらっしゃると思うんです。
私の場合もどっちかというとそのタチだったんですが、実際にヨガに取り組んでみると、スピリチュアルとかそういうのとは別の次元で、もっと具体的&科学的にリラックス効果が高いと感じました。
これは予想ですが、ヨガは幸せホルモンと言われるセロトニンや、やる気を司るドーパミン、意欲を高めたりするノルアドレナリンなどの神経伝達物質を、ストレッチやポーズ・血流の流れを通して、意図的にコントロールするのをひとつの骨子としているのかもしれません。
心はたしかに“形のないもの”ですが、形がない=コントロール出来ないとは限りません。
ヨガのアーサナに取り組んでいく中で、自分の心がどのような状態になれば“落ち着いている”と定義出来るのか…みたいな部分を考えていくのもまた、自己実現の一貫として面白い分野だと思いますよ!
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