体幹の強化に加え、体側・股関節のストレッチに効果的な体側を伸ばすポーズ(ウッティタ・パールシュヴァコナ・アーサナ[Utthita Parsvakonasana])。
ウッティタとは強く伸ばすを意味し、パールシュヴァはわき腹を示す言葉、コーナは角という意味です。
全身を広げることによって開放感を意識しつつ、背骨や骨盤の歪みにアプローチしていきましょう!
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パッと読むための目次
体側を伸ばすポーズのやり方&効果|体側の柔軟性強化&股関節のストレッチにも!
体側を伸ばすポーズは、両足をと両手を大きく開くところからスタート。
両足を開いたら、両手は水平の高さになるように広げましょう。
この状態から片方の膝を曲げ、曲げたほうの手を床に着いて体を伸ばしていきます。
この時“腕の内側から斜め上を見る”ことを意識するようにしましょう。
頭が下がらないように、腕と体幹が並行になることを意識するようにします。
体側を伸ばすポーズのやり方
体側を伸ばすポーズのやり方は以下になります。
- 腕と脚を大きく開いて立つ(腕は水平に)
- 片方の膝を曲げる
- 曲げた方の手を床について体側を伸ばす
- 視線は脇の内側から斜め上を見る
- 頭が下がらないように、腕と体幹が平行になることを意識
シンプルなアーサナではありますが、実際に行なってみるとそのストレッチ効果の高さに驚くかもしれません。
明らかに痛いと感じるところで止めようとすると苦しくなってしまうので“少し痛いけど気持ちいい”と感じるところでストップするのが大きなポイント。
痛くすればするほど効果が出る…というわけではないですから、日々淡々と繰り返していくのがベターです。
また、④の「視線は脇の内側から斜め上を見る」は、しっかり意識するとストレスの解消、気持ちを前向きにすることにも高い効果を発揮する良いフェイズだと思います。
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体側を伸ばすポーズの効果
体側を伸ばすポーズの効果として主に語られるのは以下のポイント。
- 体側のストレッチ効果
- 股関節の柔軟性を高める
- 体幹を強化する
- 気持ちを前向きにする
体幹を強化し引き締めることによる恩恵は絶大。
特にお腹周りのインナーユニットを刺激することによって、体の内側で内蔵を包み込んでくれている筋肉が引き締まり、臓器を正しい位置に配置するお手伝いをしてくまれます。
逆に、体幹がユルんでしまっていると、臓器の重さを支えきれずお腹が出てしまう原因になってしまうとのこと。
つまり体幹を鍛えることは、男女問わずプラスの効果が期待できるということになりますね!
実際に体幹を意識したメニューを多く組み込んでいる時期は特に、お腹周りの引き締まり方がバシっとキマっている感じがするのでオススメです。
体側を伸ばすポーズの特徴
名前 | 体側を伸ばすポーズ |
サンスクリット名 | ウッティタ・パールシュヴァコナ・アーサナ |
フォーム難易度 | ★★★☆☆ |
ストレッチ効果 | 体側、股関節 |
内面への効果 | 体幹強化・気持ちを前向きに |
わき腹は日常的にあまり伸ばす機会がないため、とても気持ちいいと思いますよ!
斜めのラインが崩れないように、しっかりキープするよう意識しましょう。
また、背骨や骨盤の歪みを整える働きにも期待できる、万能性の高いアーサナ!
体側を伸ばすポーズの注意点
かかとが床から離れないようにするのが大切です。
アキレス腱もしっかり伸ばしておくことによって、怪我の防止にも役立つでしょう。
強引に伸ばしすぎると怪我に繋がってしまうこともありますから、無理をしない範囲で取り組んでいきましょう。
股関節を柔らかくすることによる恩恵
体側を伸ばすポーズには股関節をストレッチする効果もあります。
股関節が柔らかくなると血行がよくなるため基礎代謝を上げるバックアップとなり、それに比例して消費カロリーも増えてダイエット効果の促進が期待できるとのこと。
また体が硬ければ固いほど、むくみや老廃物が蓄積しやすくなるそうです。
疲労物質などは血液に乗って運ばれ分解されるため、ストレッチなどで血行を良くなることでこの循環がスムーズになり、疲労回復の効果がアップするとされています。
疲れが溜まっている時ほど、体のケアを入念に!
疲れが溜まっている時ほどすぐにベッドに横になりたくなってしまうもの。
しかし、疲れが溜まっている時にそのまま何のケアも行わないと、逆に疲れは抜けにくくなってしまうことが多いようです。
次の日に疲れを残さないようにする工夫をしたり、そもそも疲れにくい体を作る努力をしたり。
こう聞くとケアするのも大変なようにも感じますが、心身のストレスをひたすら放置するほうが遥かに体に毒だったりもします。
精神的ストレスにしても肉体的ストレスにしても、軽視して放置すると翌日ヤケにイライラしたり、日頃はするはずの無いミスを犯してしまったりするものです。
疲れが溜まっている時ほど“自分から積極的に動いて、体のケアを入念に行う習慣”をつけていきたいものですね!
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