拮抗筋(拮抗筋)や協働筋(きょうどうきん)の働き・役割を理解しておくと、筋トレメニューの組み方におおいに役立ちます。
筋トレメニューの組み方がうまくなれば、筋トレ効率がアップするというものです。
小難しいことはナシにしてとりあえず強い運動を継続すれば身体は強くなるものですが、理論を織り交ぜることでより効率はアップしてきますので、知識的な要素も大切にしたいところですね。
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拮抗筋・協働筋の働きを理解して、筋トレの効果をアップさせよう!
まずは拮抗筋から触れていきましょう。
拮抗筋とは「ある筋肉と反対方向の動きを主力とする筋肉」のことを指します。
以下の様な形で対応するとされるのが筋トレでは一般的です。
- 大胸筋↔広背筋
- 大腿四頭筋↔ハムストリングス
- 脊柱起立筋↔腹直筋
- 上腕二頭筋↔上腕三頭筋
- 大殿筋↔小殿筋
- 大腿二頭筋↔半腱様筋・半膜様筋
これらの組み合わせは「片方が働いている時はもう片方の筋肉が休んでいる」といわれています。
これらの仕組みを利用した筋トレ方法に、スーパーセット法があります。
上腕二頭筋のトレーニングを行ったら、次は上腕三頭筋を行う…といった具合に、交互に鍛えていく方法です。
■スーパーセット法のやり方&効果|拮抗筋を交互に追い込む効率的筋トレメソッド![簡易・一覧表付き]
数ある筋トレメソッドのひとつではありますが、この方法はとても有名。
ひとつのやり方として覚えておくと良いかもしれませんね!
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協働筋を意識したトレーニングとは?
協働筋を使うトレーニングとして有名なものに、腕立て伏せやベンチプレスなどがあります。
これらのトレーニングは主に胸板の筋肉である大胸筋を鍛えつつも、腕の筋肉である上腕三頭筋も動員する筋トレです。
メインターゲット(主動筋)である大胸筋に効かせるためには、サブターゲット(協働筋)である上腕三頭筋はあまり使わないほうが良い…といわれることが多いです。
著者の場合は腕立て伏せが好きなんですが、やはり大胸筋をメインで使うように意識して取り組んでいます。
プリズナートレーニング 超絶‼グリップ&関節編 永遠の強さを手に入れる最凶の自重筋トレ
ちなみに、ベンチプレスを行う時のトラブルとして、協働筋である上腕三頭筋が先にバテてしまい、大胸筋に余力があるのにそれ以上トレーニングが続けられない…というケースもあります。
こういう状況にならないようにするには、先に大胸筋を追い込んでから、その後に上腕三頭筋と鍛えるのがオススメです。
筋トレの順番ひとつで追い込み度が変わってきてしまうので、この辺りは常に意識しておきたいですね!
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