バリスティック法(ballistic traning)とは、瞬発力を高めるのに効果が高い方法であるとされています。
パッと読むための目次
バリスティック法のやり方&効果|瞬発力を高めるのに効果が高い方法!
バリスティック法はこれまでの筋肥大メソッドとは少し違い、瞬間的に発揮できる筋力を高めるために用いられることが多い方法です。
トレーニングメソッドというよりも、トレーニングの性質を指した言葉であり「瞬間的に最大の力を発揮し、その次の瞬間には脱力したフェーズがあるトレーニングの総称」を指します。
絶対的な筋力を増加する効果はそれほど強くないものの、瞬発的な筋力発揮能力を高める効果があります。
バリスティック法のやり方
強い力を発揮するフェイズ&脱力したフェイズを交互にこなしていくのが、バリスティック法の定義となります。
代表的なトレーニングとしてはジャンピングスクワットやクイックリフトが有名ですね!
絶対的な筋力を増加させるのではなく、筋肉の「立ち上がり」までの時間を早くする効果が極めて高いので、瞬発力ある筋力発揮を身に着けたい方には良い筋トレメソッドだといえます。
バリスティック法の要点まとめ
バリスティック法の要点まとめは以下になります。
- 瞬間的に最大の力を発揮し、その次の瞬間には脱力したフェーズがあるトレーニングの総称
- 絶対的な筋力の増強にはそれほど向かない
- 瞬発的な筋力発揮能力を高める効果がある
- ジャンピングスクワットやクイックリフトは良い例
また、トレーニングの性質として「瞬間的に発揮する筋力は大きい」ため、一度つけた筋力を維持する効果は極めて高いといわれています。
突然の出張や旅行先などで筋力を落としたくないと考えるならば、バリスティック・トレーニングを活用すると、筋力の低下を軽減する良い方法となるでしょう。
【スポンサーリンク】
その他の筋力トレーニング・メソッド
以下、その他の筋力トレーニング・メソッドになります。
ぜひ筋トレ時の参考に活用してくださいね!
筋力トレーニング・メソッド | 備考 |
---|---|
ピラミッド法 | セットの進行とともに負荷を増加、あるいは減少させていく方法。 豊富なバリエーションを持つ。 |
アセンディングセット法 | ピラミッド法の一種。 セットごとに重量を増やしていくセット法で、最大筋力の向上に効果が高い。 |
ディセンディングセット法 | ピラミッド法の一種。別名、ドロップセット法とも。 セットごとに重量を減らしていくセット法で、高い筋肥大効果を持つ。 |
コンパウンドセット法 | 同じ筋肉を使用する2つのエクササイズを連続して行う方法。 |
スーパーセット法 | 2種類の種目の相乗効果を狙ったトレーニング法 |
トライセット法 | 同じ筋肉を動員するエクササイズを3種目以上、休息をほぼ取らずに連続的に行う方法。 |
ジャイアントセット法 | 同じ筋肉を動員するエクササイズを4種目以上、休息をほぼ取らずに連続的に行う非常に強力なトレーニング。 |
バリスティック法 | 瞬発的に力を発揮し、次に脱力したフェイズを行うトレーニング。 筋肉の立ち上がりを早くする効果は高いので、瞬発的な筋肉を作るには最適。 |
レストポーズ法 | 高負荷を用いて1〜数回の反復を、短い休息を挟んで数回行う方法。 マイク・メッツァーが採用したとされる方法。 |
パーシャルレップス法 | 特定のポジションのみを限定的に反復する。 筋肥大にも筋力向上にも両方使える。 |
フォーストレップス法 | 反復できなくなった段階で、補助者の力を借りてさらに追い込んでいく方法。 |
シングルセット法 | 1種目につき1セットづつ実施する方法。 アーサー・ジョーンズやマイク・メンツァーが推奨した。 |
マルチセット法 | 1つのエクササイズについて休息を挟んで復数セット実施するもの。 |
マルチバウンデッジ法 | 反復動作が限界に達したあと、重量を減らし休憩を取らずに反復を継続する方法。追い込み系メソッドの決定版とも。 |
新しいトレーニング・メソッドを知ることで、それを試す楽しみが生まれます。
国内・国外を問わず様々な文献に目を通し検証し、トレーニング・メソッドへの理解を深めて行きたいものです。
【スポンサーリンク】