身体の背面・体幹を強化するだけではなく、おしりを引き締める効果もあるバッタのポーズ(シャラバ・アーサナ[salabhasana])。
シャラバはバッタを意味する言葉です。
うつ伏せから身体を上げていくのがこのアーサナのポイントですが、慣れないうちは相当に厳しいポーズですので、挑戦する時は覚悟して挑みましょう!キツいです!
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パッと読むための目次
バッタのポーズのやり方&効果|身体の背面・体幹を強化し、お尻を引き締める!
うつ伏せになって両手を身体の下に入れるところからこのアーサナはスタートします。
両手を体の下に下ろした状態で手の平を床の方に向け、体勢を整えていきましょう。
この状態から、両足を床から浮かせていきます。(このあたりからキツくなってきます)
床を押しながらさらに脚を上げていきましょう。
この時に45度を目安にするのがポイントのようです。
上級者はほぼ垂直まで出来るようで、相当な柔軟性ですね!
バッタのポーズのやり方
バッタのポーズのやり方は以下になります。
- うつ伏せになり両手を体の下に入れる
- 手の平を床の方に向ける
- 両足を床から浮かせる
- 45度を目安にさらに脚を上げていく(難関)
多くの方にとっては特に、④のステップが相当に厳しいと思います。
まずバランスを取るのが大変ですし、太もも周りにどうしても強い力が発揮さてしまい「そもそも足が浮き上がらない」とか「どうしても足が曲がってしまう」という状況になりがちかもしれません。
最初のうちは誰かに手伝ってもらい、補助してもらいながら練習したほうがコツを掴みやすいかもしれませんね!
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バッタのポーズの効果
バッタのポーズの効果は一般的に以下とされています。
- 体の背面を強化する
- 体幹を強化する
- おしりを引き締める
- 腕・肩・手首を強化する
特に背面に対するアプローチ力は高く、バランスを求められることから体幹強化にも効果が高いことがわかりますね!
また、手首や腕を使って体を支えるため、腕周りにも効果が高いアーサナといえます。
全体を通して非常に強度が高いので、その辺りも加味してメニューに組み込むか検討しましょう。
出来たらカッコいいアーサナのひとつかな?とも思いますよ!
バッタのポーズの特徴
名前 | バッタのポーズ |
サンスクリット名 | シャラバ・アーサナ |
フォーム難易度 | ★★★★☆ |
ストレッチ効果 | 腕・肩・手首・お尻の強化 |
内面への効果 | 体幹・背面の強化 |
とにかく全身に高い効果のあるアーサナです。
そのぶん強度が高いため、無理をしない範囲で取り組んでいくのがベスト。
慢性的に腰痛などを持っている方にはオススメできません。
高いシェイプアップ効果が期待できます。
難易度の高いアーサナに挑む前に!
ヨガを覚えたての時はどうしてもモチベーションが高く、いきなり難易度の高いアーサナに挑戦したくなってしまいがち。
しかし、実際のところ今回のバッタのポーズのようなアーサナは初心者からすると「絶対に無理だ」と感じさせるのに充分な難易度を持っていると思います。
難易度の高いアーサナに挑みたくなるのは自然な心理ですが、急に難しいものに挑戦するとせっかくのモチベーションがポキっとおられてしまいがち。
壁に突き当たったときほど原点を大切にコツコツと努力するのが近道のようです。
ヨガのアーサナを行う際に主に壁となり得るのは、主に以下の3点。
- 体を曲げるときの柔軟性
- 全身をさせるための筋力
- 最も良い位置を確保するためのバランス感覚
この3点をバランス良く鍛えていくことによって、難易度の高いアーサナが成立しているわけですね。
精神面の習熟を含めれば“アーサナの習得には時間がかかる”という事実を受け止める必要があります。
しかし、これらの要素をさらに細かく分解すれば、実は“絶対無理というほどでもない”ということがわかるはずです。
柔軟性・筋力・バランス感覚の3点は、どれも日々鍛錬を行なっていくことでゆっくり、確実に身に着けていくことができるものです。
また、人間は関節の数も筋肉の数も決まっているため、鍛錬を続けていくうちにいつの間にか関連した筋肉の筋力・柔軟性が高まり「これまで出来なかったアーサナが出来るようになっている」ということもあります。
簡単に得られるものは簡単に損なわれてしまうもの。
難しいアーサナに挑みたい高い志は大切にしたまま、基本のアーサナを極めて行くこともまた、目的達成の最短ルートのひとつだと思いますよ!
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