木のポーズのやり方＆効果｜足の強化とバランス感覚！

足の強化を行いながら、バランス感覚を養える入門編のヨーガ、木のポーズ（ヴリクシャ・アーサナ[Vrksasana]）。

ヴリクシャが木を意味しており、片方の足を大地に根ざすようなイメージで立つのがこのアーサナの特徴。

やってみると意外に難しいところもあるので、やり始めたら夢中になってしまうかもしれません、

また、全身の姿勢を整える効果もあるので嬉しい限り！

世界中で愛されている代表的なポーズのひとつなので、しっかりと覚えておきたいですね！

木のポーズのやり方＆効果｜足の強化とバランス感覚！

このポーズを見ると「ただの片足立ちじゃないか！」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際に行なってみると分かる通り、このアーサナは単なる片足立ちとは物理的に大きく違います。

ポイントは“曲げている方の足の裏の位置”ですね！

反対の太ももの近辺に持ってきて固定することもあって、独特の安定感がもたらされるのがポイントです。

シンプルなポーズの中に“自分だけの気付き”を見つけられるのは、ヨガの面白さのひとつです。

木のポーズを行うことによって、バランスを取ることの意外な難しさと、それを達成する喜びを感じ取ることができる方も多いでしょう。

また、両手を真上に上げているのもかなりポイントが高く、背骨周りが楽になる感覚＆背筋が伸びていく感覚を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

大地からそびえるドッシリとした樹木のように、呼吸をゆっくりと整えつつバランスを取りましょう！

木のポーズのやり方

木のポーズのやり方は以下になります。

①と②のプロセスでは、足の裏（母趾球・小趾球・かかと）の3点でバランスを取って立つイメージを持ちましょう。

母趾球とは、親指の付け根近くの地面に接する部位、小趾球は小指の付け根の地面に接する部位です。

足の裏がこの3つのポイントによって鼎（かなえ）のように支えられていることを意識しましょう。

また、合掌から手を上に上げていくプロセスでは「気持ちいい！」と感じる方が多いと思いますよ！

木のポーズの効果

木のポーズの効果として一般的によくいわれるポイントは以下。

さすが「木のポーズ」というだけあって、床についている方の足が大地に深く根ざしているような（地面に突き刺さっているような？）感じの安定感を感じることが出来ると思います。

この感覚になれることはなかなかに驚きで、心に落ち着きを与える大きなポイントになると思いますよ！

上記4点の中でも、特に「心を安定させる」という効果はかなり高いと思います。

心と体は繋がっている…といいますが、このアーサナのもたらしてくれる効果は本当にすごいです！

ヨガ本の表紙などにもなりやすい美しいポーズです。

足の先からから木の根が伸びて大地と繋がっているイメージを持つのもいいでしょう。

木のポーズの注意点

木のポーズのは特に危険な部分もないと思うので、比較的気軽に取り組めると思います。

足全体の筋肉を鍛えることが出来ることに加え、バランス感覚を求められるため体幹の強化にも。

ゆっくりと呼吸を意識しながら取り組んでいきましょう。

心と体は繋がっている！…ということは逆もまた然り？

昔から「病は気から」というように、心と体は繋がっているとされます。

心配事や不愉快なことがあったりすると、病気になりやすかったり病が重くなったりする…という意味のコトワザですね！

確かに、気が滅入ったりストレスが溜まっている時は、知らず知らずのうちに体も元気を失ってしまうことがありますし、動きも鈍くなってしまいます。

しかし、ヨガを行っていると「病は気から」という言葉には“逆パターンもある”ということに気が付くと思います。

心の元気がなかったら体の元気もなくなってくる。

これを逆手に取れば「健康な心」を作ることと、適度に運動して体を動かすことが無関係だとは言い切れません。

落ち込んでいる時、ストレスが溜まっている時は何もやる気が出ないこともありますが、生活していると「気分が乗らないから何もしない」…というわけにはいかないことが大半です。

そういう時は、いやいや行動を起こすのではなく、一度強引にでも体を動かして、心にスイッチを入れるのもいいでしょう！

特にこの木のポーズは「心をどっしりと落ち着かせる効果」において、かなり強力に働きかけてくれる側面があると思います。

俗にいう“ヤル気スイッチ”的なものを押したい時に役立つアーサナだと思うので「いまいち元気が出ない…」みたいな時は、ぜひ木のポーズを活用してみてくださいね！