「さぁ、身体を鍛えよう!」と思った時に最も最初に取り組んでほしいのがこのバーベル・スクワット(barbell squat)。
大腿筋(太ももの筋肉)や大殿筋(お尻の筋肉)を一気に鍛えることが出来るため高いトレーニング効率を持ちつつ、基礎代謝を上げるのにも貢献してくれるトレーニングです。
よって、ダイエットにも筋肥大にも大きな効果が期待出来るため、ぜひメニューに組み込んでほしいトレーニングのひとつですね!
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パッと読むための目次
バーベル・スクワットのやり方&効果|大腿四頭筋・大殿筋に効果的な筋トレ!
バーベルを使って行うスクワットは、大殿筋(下部)や脊柱起立筋、内転筋群、大腿四頭筋など「下半身の大きな筋肉」を鍛えるのにピッタリの種目です。
スクワットには膝を前に出して行う「膝関節スクワット」と、膝がなるべく前に出ないように行う「股関節スクワット」があります(後述)が、慣れないうちは膝への負担を緩和するため、股関節スクワットのフォームで行うことを推奨したいところです。
バーベル・スクワットのやり方
バーベル・スクワットのやり方は以下になります。
この方法は太ももが地面と水平になるフォームで行う「股関節スクワット」に分類されるやり方になります。
- ラックにバーベルをセットして、バーベルを順手で握る
- 首の後にバーベルをセットし、ラックから外す
- 両足は肩幅程度に開き、背筋を伸ばしてスクワット開始
- 太ももが地面と水平になるように意識して、両膝を曲げていく
- 水平のところまできたら、膝を伸ばして腰を上げる
- 8〜12回(インターバル30秒〜1分)を3セット行う
- 終了
このトレーニングを行うことによって太もも〜腰回りの筋肉を鍛え上げることができます。
下半身の筋肉は人体の中でも大きい筋肉です。
下半身を鍛えることによって基礎代謝が上がるため、痩せやすい身体を作るのにも効果的でしょう。
冒頭で述べた「膝関節スクワット」と、膝がなるべく前に出ないように行う「股関節スクワット」の違いは以下になります。
- 膝関節スクワット(膝が前に出るフォーム)…膝に負担がかかりやすい反面、大腿四頭筋に効かせやすい
- 股関節スクワット(お尻が後ろに出るフォーム)…腰に掛かる負担がやや高まる反面、大殿筋・ハムストリングスに効かせやすい
どちらのフォームを採用するかは一長一短だとは思いますが、多くの場合は怪我・故障を懸念して、膝が前に出ない「股関節スクワット」のフォームが推奨されることが多いようです。
バーベル・スクワットの特徴
名前 | バーベル・スクワット |
種目 | コンパウンド(多関節)種目 |
メインターゲット | 大臀筋下部・脊柱起立筋・内転筋群・大腿四頭筋 |
サブターゲット | ハムストリング |
拮抗筋 | – |
フォーム難易度 | ★★★☆☆ |
余談ですが、スクワット系統の種目は全てのトレーニングの中で最も好きなトレーニングになります。
下半身を鍛えることは全身を鍛えることに繋がるため、特に熱心に取り組みたいところ。
スクワットには様々なバリエーションがあるので、しっかりと熟練していきたいですね!
バーベル・スクワットの無双ポイント
特にバーベル・スクワットは最も採用する機会の多いスクワット種目だと思いますよ!
大腿四頭筋(太もも前)、ハムストリング(太もも裏)、大殿筋(お尻)の筋肉は、人体の筋肉の中でもTOP3の大きさを持つため、この部位を活性化させることで基礎代謝をアップできる点は見逃せません。
◯主要な筋肉の大きさ(筋体積)一覧表&ランキング、筋トレを行う際の参考に!
また、ウェイトを用いたスクワットは体幹を安定させるための力を使う必要があるため、インナーユニットを鍛えるにも効果が期待できます。
本格的に肉体改造を行うなら、取り組む機会の多い種目になってくると思うので、しっかりとマスターしましょう!
スクワットに取り組む際は、膝を痛めないように意識を払うことが重要です。
筋肉が対応できる以上の重量で、かつ膝を前に出しすぎた状態で行うと怪我・故障の確率が高まってしまうので、フォーム&重さの調整は共に慎重に行いましょう!
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バーベル・スクワットに期待できる効果
バーベル・スクワットの効果は絶大です。
下半身の筋肉を鍛えることによって基礎代謝も上がるため、ダイエット・減量の助けになります。
ウェイトを持って行うため結果的に体幹を鍛える効果にも期待が持てるでしょう。
また、男女問わず引き締まった脚は「純粋に格好いい」という点でも、重視して取り組みたい種目となります。
- 大腿四頭筋(太ももの筋肉)を鍛えることで基礎代謝が上がり、ダイエットに高い効果
- 大殿筋(お尻の筋肉)を鍛え、立体感のあるヒップラインを作る
- 重たい重量を扱うため、体幹にもアプローチできる
- 下半身の強化は全身の強化に繋がるため、最も推奨したい種目
数ある筋トレの中で最も推奨したい種目がスクワットです。
バーベル・スクワットはその中でも基本中の基本となってくる種目なので、男女ともに最重視してほしいですね!
女性であれば脚が太くなることを懸念する方もいらっしゃると思いますが、筋肉で足が太くなるよりもスクワットの引き締めの効果のほうがより実感しやすいはずです。
さらには基礎代謝の向上〜全身のダイエット・減量へと繋がるエクササイズでもあるので「筋肉で脚が太くなるかも?」と心配する前に、まずは1ヶ月ほど取り組んでみるのが良いかもしれませんね!
バーベル・スクワットと組み合わせたい
上記のやり方では「8〜12回(インターバル30秒〜1分)を3セット」と記していますが、下半身の筋肉は太く体積も多いため、可能ならば6〜9セット行なっても良いくらいです。
以下のような種目と組み合わせ限界まで追い込むと脚がフラフラになってしまいますが、その時の達成感はたまりません!
- スクワット系
- パラレルスクワット
- ダンベル・スクワット
- バーベル・スクワット
- スミスマシン・スクワット
- ディープスクワット
- バーベル・フルスクワット
- ブルガリアンスクワット
- ピストルスクワット
- 相撲スクワット
- シシースクワット
- ヒンズースクワット
- ジャンピングスクワット
- マシン系
また、スクワット系の種目は以下のデッドリフト系(背面下部)の種目と相性が良いように思います。
デッドリフトは「バーベルを下に持って行うスクワット」という解釈もあるようなので、それも納得ですね!
- デッドリフト系種目
- レッグ・カール
- ヒップスラスト
個人的な感覚でいうと、脊柱起立筋(背面下部)のトレーニングは脚トレの日に一緒にやってしまうのが良いように思えていたりします。
この辺りの判断は個人差があるとは思いますが、背面を上下で別の日に分けてしまうのも手段のひとつかもしれません。
ちなみに、下半身の筋トレということで、以下のような種目とも相性は良さそうです。
膝や腰を痛めないように気をつけよう!
バーベル・スクワットは高重量の上げ下ろしを行うぶん、腰に大きな負荷がかかりやすくなります。
大きな負荷がかかるというのはつまり、怪我・故障のリスクが高まるということ。
- 動作の際に背中を丸めないようにする(腰に負担がかからないように)
- つま先より先に膝が出ないように心がける(膝関節を痛めないように)
この2点はとくに大切なポイントなので、常に意識してトレーニングを行なっていきましょう!
また、頭で理解するのと体に染み込ませるのは別問題…という点も理解しておきたい大切なポイント。
もし高負荷で追い込みたいと思ったら、やや余裕のある重さで何度か練習してから本番に臨むようにすると怪我・故障のリスクをよりケアすることが出来ると思います。
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