デクライン・ダンベル・ベンチプレス(Decline Dumbbell Bench Press)は、ダンベルを使ったダンベル・ベンチプレス(ダンベルプレス)の応用・バリエーションのひとつになります。
デクライン・ダンベル・ベンチプレスは大胸筋下部の筋肥大に効果的なので、その時の状況に応じて採用していきたい種目です。
筋トレ初心者であれば、まずは通常のベンチプレスやダンベルプレスから取り組む方を優先したほうが良いと思います。
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パッと読むための目次
デクライン・ダンベル・ベンチプレスのやり方&効果|大胸筋下部を整えるダンベル種目!
今回はベンチを使って行うデクライン・ダンベル・ベンチプレスのやり方を追っていきます。
デクラインで行うベンチプレスは、フラットベンチで行うダンベルプレスと比較して、大胸筋の下部を重点的に鍛えることが出来るのがメリットのひとつです。
ベンチが傾斜しているぶん安定感がいつもと異なりますから、事故・怪我などないよう注意して取り組みましょう。
デクライン・ダンベル・ベンチプレスのやり方
デクライン・ダンベル・ベンチプレスのやり方は以下になります。
- 15〜30度程度に傾けたベンチに座る
- 息を吐きながら、両腕を完全に伸ばしきるところまでダンベルを上げていく
- 息を吸いながら、ゆっくりとダンベルを下ろしていく
- 8〜12回(インターバル1分間)を3セット行う
- 終了
ダンベルを胸あたりに持ってくる際に活用する「オン・ザ・ニー・テクニック」は、ダンベルプレスのページで解説してあるので参考にしてください。
ちなみにバーベル・ベンチプレスよりはダンベル・ベンチプレスのほうが腕が自然に動かせるため、関節などにかかる負担が軽いと見る向きもあるようです。
デクライン・ダンベル・ベンチプレスの特徴
名前 | デクライン・ダンベル・ベンチプレス |
種目 | コンパウンド(多関節)種目 |
メインターゲット | 大胸筋下部 |
サブターゲット | 三角筋前部・上腕三頭筋 |
拮抗筋 | – |
フォーム難易度 | ★★★☆☆ |
デクライン・ダンベル・ベンチプレスは性質上、バーベル・ベンチプレスと比較して重量は扱えません。
よって、いかに重たいウェイトを持ち上げるかよりも、いかに筋肉の動きを意識できるかが筋トレ効率を左右します。
また、バーベルコーナーが埋まっている時にも使い勝手が良いので、ぜひ試してみてほしい種目のひとつです。
デクライン・ダンベル・ベンチプレスの無双ポイント
人によっては負荷の大きいバーベル・ベンチプレスで大きくした筋肉の形を、インクラインまたはデクラインプレスで整える…という考え方で取り組んでいる方も少ないようです。
比較的自然な動きで出来ることから、関節に負担が少ないのも高く評価できるポイントだと思います。
ダンベルで行うことが出来るぶん場所を取らないこともメリットのひとつです。
どうしても扱える重量はバーベル・ベンチプレスに劣りますから、集中力を働かせて効果的に効かせるようにしましょう。
ダンベルプレスは多くのトレーニーに愛されている優秀な種目です。
腕を旋回させつつ胸の筋肉に働きかけるダンベルフライやバタフライとは相性も良いので、組み合わせて追い込んでいくのも良いと思います。
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デクライン・ダンベル・ベンチプレスに期待できる効果
デクライン・ダンベル・ベンチプレスを行うことで大胸筋が鍛えられるため、胸板を熱くする効果が期待できます。
筋トレ1年目〜2年目くらいの男性であれば、みるみるうちに大胸筋が分厚く・格好良くなっていくことも珍しい話ではないので、熱心に取り組みましょう。
- ぶ厚く逞しい胸板を作るのに大きな効果
- 大胸筋・三角筋(前部)、上腕三頭筋を同時に鍛えられる
- 重たい重量を扱うため、体幹にもアプローチできる
- 女性ならばバストアップ効果も期待できる
デクライン・ダンベル・ベンチプレスはバーベル・ベンチプレスと比較して片手づつにウェイトを持つうえ、ベンチも傾斜しているため安定感に欠ける部分があるかもしれません。
そういう場合は軽めのウェイトでフォームを体に覚えさせてから取り組み、不慮の事故や怪我を回避しやすくするよう取り組んでいくのが良いでしょう。
デクライン・ダンベル・ベンチプレスと組み合わせたい
デクライン=下に傾ける…という意味!
デクラインとは「下に傾ける」という意味があるので、覚えておいて損はないでしょう。
◯筋トレで使われる英語の意味一覧まとめ(随時追記)メニューと関連付けて覚えておきたい!
対してインクラインとは「上に傾ける」という意味を持ちます。
[WILD FIT ワイルドフィット]インクラインデクラインベンチ
インクラインベンチも兼用していることが多いですが、上記のように角度を付けられるベンチのことを、デクラインベンチなどと呼んだりもします。
筋トレ種目を覚えていく時は、このように関連用品や英語の意味から覚えていくと、身に付きやすいかもしれませんね!
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