逆転のポーズの中でも背骨を強化してくれる効果を持つとされる肩立ちのポーズ(サーランバ・サルヴァーンガ・アーサナ[Salamba Sarvangasana])。
サーランバとは支えられた、サルヴァは全て、アンガは四肢・全身…といった意味を表す言葉です。
このアーサナは個人的に“暇な時に気がついたらやっているポーズ”だったりしますが、みなさんはどうでしょうか?
肩を軸にして全身を起こし、鋤(すき)のポーズから移行してくるのがオーソドックスなやり方ですよ!
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パッと読むための目次
肩立ちのポーズのやり方&効果|背骨を強化する逆転のポーズ!
まず、鋤(すき)のポーズをとります。
そこから肘を肩幅に開き、両手を背中に当てていきましょう。
手の位置がズレてしまわないように確認したら、身体を真っ直ぐに立ててゆきます。
体重は肩を中心として支えていく意識を持つといいでしょう。
肩立ちのポーズは鋤(すき)のポーズと比較して背中が大きく伸ばされるポーズではないので、鋤(すき)のポーズが苦手でも肩立ちのポーズなら出来る…ということもあるでしょう。
ただし、このアーサナも同様に肺に圧力がかかるからか、無理に継続すると咳が出たりします。
また、血流が上下逆になり頭に血が上りやすかったり、首を痛めやすかったりする側面もあるので、アライメント(身体の部位の位置)をしっかりと意識しましょう。
肩立ちのポーズのやり方
肩立ちのポーズのやり方は以下の3ステップになります。
- 鋤(すき)のポーズをとる
- 肘を肩幅に開き、両手を背中に当てる
- 肩を中心として体重を支えていく
血流を良くし、首の後ろも伸ばしてくれる肩立ちのポーズ。
このポーズは「アーサナの女王」とも呼ばれており、綺麗にキメることが出来ればとても良い効果づくめですよ!
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肩立ちのポーズの効果
肩立ちのポーズの効果として一般的にいわれるのは以下。
- 背骨を強化する
- 自律神経の働きを整える
- 足のむくみを解消する
- 肩こりを解消する
また上記の4点以外にも、神経を穏やかにしてくれるなど、身体のメカニズムの調整に効果を発揮するアーサナとして有名です。
女性であればPMS(月経前症候群)のときのツラい肩こりや、イライラの解消にも効果があるのだそう。
逆立ちに類するポーズは非常に高い健康効果があることで知られていますから、是非メニューに組み込んでいきたいですね!
肩立ちのポーズの特徴
名前 | 肩立ちのポーズ |
サンスクリット名 | サーランバ・サルヴァーンガ・アーサナ |
フォーム難易度 | ★★★☆☆ |
ストレッチ効果 | 首の後ろを伸ばす、足のむくみ解消、 肩こり解消 |
内面への効果 | 自律神経の働きを整える |
また、これは人によりけりなのかもしれませんが、私の場合“夜、寝る前に行うことで寝付きが良くなり、睡眠の質が高まる”ように感じています。
これは万人に該当するか断言できない部分があるので、ひとつの例として参考にしてみてくださいね!
でも気持ちいいのでオススメのポーズです。
さすがはアーサナの女王!
肩立ちのポーズの注意点
そんな良いことづくめの逆立ちのポーズですが、注意点として「首を痛めないようにすること」が大切です。
肩の下にブランケットを入れてサポートするといいかもしれません。
【チャイハネ】ララッカブランケット【140×200cm】-NATIVE-(CAYHANE) CCKP3353-06
ちなみに上記はエスニック・アジアン雑貨で有名なチャイハネのブランケット。
当然どのようなブランケットを使用しても良いのですが、こういうアジアンでオリエンタルなブランケットで気持ちを高めるのも良いと思いますよ!
今となってはオリエンタル雑貨がめっきり好きになりました。
肩立ちのポーズのこぼれ話
肩立ちのポーズに限ったことではありませんが、逆転のポーズによって「身体を逆さまにすること」によって、様々な健康効果が指摘されています。
- 脳の血行が良くなるため、脳の働きが良くなる
- 腸が逆さになることで、働きが良くなる
- 普段は血液が循環しにくい場所の血行が促進されるため、美容効果も高い
ヨガのアーサナははるか昔より伝わってきた歴史あるもの。
悠久の時間と文化と共に現代にまで伝わってきた取り組みの中に、このような効果があるとわかるだなんて、何だか素敵なことです。
はるか昔の人々は、ヨーガにこういった素晴らしい効果が多く含まれていることを、経験則的に知っていたのかもしれませんね!
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