わき腹を強く伸ばすポーズのやり方&効果|肩こりへのアプローチ力が大きい!

体幹を強化しつつ足を引き締め、肩こりにまで良い影響を与えてくれるわき腹を強く伸ばすポーズ(パールシュヴォッターナ・アーサナ)[Parsvottanasana]。

パールシュヴァが側面・わき腹、ウッターナが強い、ターンが伸ばすという意味を持ちます。

特に肩こり・肩甲骨に対して強く効果を感じるアーサナで、肩周りの感触は以前に触れたヨーガの象徴のポーズとやや近いものがあるかもしれません。

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わき腹を強く伸ばすポーズのやり方&効果|肩こりへのアプローチ力が大きい!

このアーサナは山のポーズの状態から始めるのが良いでしょう。

両手を腰に当てたまま、片脚を大きく引きます。

次に肩甲骨を後ろに回すように引き、背中の後ろで両手で合掌します。

この合掌は人によってはやや厳しいかもしれません。よく肩周りをほぐして取り組みましょう。

もし背面合掌が難しければ、後ろで「腕組み」する形でも構いません。

次に、額がつま先の方に引っ張られるように、上体を前に倒していきます。

足裏の三点(母趾球・小趾球・かかと)でしっかりバランスを取りましょう。

後ろの足も強めに踏み込み、アキレス腱を伸ばすよう意識してみましょう。

わき腹を強く伸ばすポーズのやり方

わき腹を強く伸ばすポーズのやり方は以下のようになります。

  1. 山のポーズで立つ
  2. 片脚を大きく引き、背中で合掌する(難しければ腕組みでも可)
  3. ゆっくりと上体を前に倒していく

慣れるまでは最初はややグラつくかもしれませんが、体幹が強化されてくるにつれてバランスが取りやすくなってきます。

逆に、この「フラフラとする体を安定させようとする力」が体幹を整えてくれるので、難しいからといってすぐに投げ出さず、継続してみることをオススメしますよ!

あと、慣れるとこのアーサナは全身とても気持ちいいです。

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わき腹を強く伸ばすポーズの効果

わき腹を強く伸ばすポーズの効果として一般的にいわれているのは以下。

  • 脚を引き締める効果
  • 体幹を強化する効果
  • もも裏の柔軟性を高める
  • 肩こりを緩和する

他のアーサナと比較して、強度もそこそこ強いアーサナですが、そのぶん効果は絶大。

背面で合掌するだけでも肩周りは気持ちいいですが、上半身を倒すことによっていっそう肩周りが楽になる感触を感じられると思います。

人の体は運動することによって血液の循環が良くなり、酸素の運搬がなされてることで老廃物も流れてくれる仕組みになっています。

しかし、運動不足だと血液循環のサイクルが阻害されてしまい、肩こりの原因となってしまいます。

オフィスワークなどだと特に肩こりになりやすいので、そういう方にはこのポーズは最適だと思いますよ!

わき腹を強く伸ばすポーズの特徴

名前 わき腹を強く伸ばすポーズ
サンスクリット名 パールシュヴォッターナ・アーサナ
フォーム難易度 ★★★☆☆
ストレッチ効果 肩こり緩和・もも裏の柔軟性
内面への効果 体幹強化、脚の引き締め
このアーサナのポイント
ヨーガの象徴のポーズと同様に、肩甲骨周りがとても気持ちいいアーサナです。
また、太もも裏も柔軟出来るので、前屈が苦手+肩こりを抱えている…という方にとっては一石二鳥のアーサナだと思いますよ!

わき腹を強く伸ばすポーズの注意点

わき腹を強く伸ばすポーズは、人によっては「背面での合掌」がひとつの難関になると思います。

少しづつ取り組んでいくのは大切ですが、強引に行うと背中に押されてしまうことによって手首を痛めてしまうことも。(実際になりました)

背面合掌は無理のないところから、徐々に慣らしていくようにしましょう。

脚回りにも優れたストレッチ効果!

このアーサナには肩周りだけではなく、脚にも高いストレッチ効果があります。

前に出している方の足はふくらはぎの外側面(おそらく長腓骨筋)、後ろに下げた足はふくらはぎの背面(ヒラメ筋あたり)に対するストレッチ効果が特に高いようです。

現代ではエコノミークラス症候群(長時間同じ姿勢でいることで静脈に血の塊ができ、血管を詰まらせてしまう病気)なども問題視されているので、長時間のオフィスワークを行う際には、1時間に1回・5分ほどで構わないので、ストレッチも兼ねてヨガを取り入れてみると良いかもしれません。

仕事にしても勉強にしても、定期的に5分程度の休憩を挟むことによって、生産性・効率が飛躍的にアップするそうです。

そういった作業に集中しているときは「5分すら惜しい!」と思うこともありますが、私の場合は25分に1度5分休憩を設けてこのアーサナを取り入れています。

実際に続けて計測してみると仕事の効率はやはりアップしていましたし、肩こりが軽減&足回りの筋肉が柔らかく…と、わりといいことづくめでした。

ふくらはぎの柔軟性は前屈をするときにも影響してきますから、常に高いポテンシャルで毎日を充実させたいと考えたら、こういったテクニックを取り入れてみるのも良いかもしれませんね!

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