ねじった体側を伸ばすポーズのやり方＆効果｜骨盤・背骨を整えつつ体側をストレッチ！

骨盤・背骨を整えつつ体側をストレッチしてくれる、ねじった体側を伸ばすポーズ（パリヴィッタ・パールシュヴァコナ・アーサナ[Parivrtta Parsvakonasana]）。

パリヴィッタは回転した、パールシュヴァはわき腹、コーナは角を表わしており、前述の体側を伸ばすポーズにねじりが加えられているのが特徴です。

やや強度が強いですが、そのぶん“効き”も強く感じられると思いますよ！

骨盤・背骨を整える以外にも、体側をストレッチする効果も持つアーサナです。

ねじった体側を伸ばすポーズのやり方＆効果｜骨盤・背骨を整えつつ体側をストレッチ！

ねじった体側を伸ばすポーズ（パリヴィッタ・パールシュヴァコナ・アーサナ）は、まず膝立ちになるところからスタート。

膝立ちの状態になったら正面で合掌し、そのまま状態をねじっていきます。

状態をねじったら後ろ脚の膝を伸ばしていき、両肩を背面へ引くイメージを持ちましょう。

やや難しいアーサナなので、鏡で体を確認しつつ行なってみると良いかもしれません。

また、特徴として“最初は少しバランスが取りにくい”感じなので、すぐに諦めずに根気よく行なっていきましょう。

地道に楽しみながら行なっていけばそれが結果的に体幹を引き締めることにも繋がり、バランスよく立てるようにもなってきます。

ねじった体側を伸ばすポーズのやり方

ねじった体側を伸ばすポーズのやり方は以下になります。

手順はいたってシンプルなので覚えやすいとは思います。

体側や膝裏、アキレス腱周りがストレッチされていることを感じましょう。

ねじった体側を伸ばすポーズの効果

ねじった体側を伸ばすポーズの効果は一般的に以下とされています。

他のアーサナと比較して「姿勢を良くする」性質が強いポーズですね。

またこれらの効果以外にも、膝裏やアキレス腱周りなどへの柔軟効果など、副次的に得られるメリットが多いのもこのアーサナの特徴のひとつ。

体が硬いとどうしても血液中に老廃物がたまりやすくなってしまいがちになります。

逆に体をしっかり柔らかくし血行がよくなってくれば、疲労回復効果のアップも期待できます。

体の柔軟性や強度に比例して、活動力＆タフネスがアップするのであれば、それは日常生活のあらゆる面で高いパフォーマンスを発揮するひとつの決め手になるはずです。

ヨガの目的はあくまでストレッチだけではないのですが、ヨガに取り組んでいく中で柔軟な体を手に入れられるのは大きな利点ですね！

姿勢に対する意識は、日常生活ではついつい後回しになってしまいがち。

このことを前提に踏まえて、ねじった体側のポーズをヨガメニューに組み込んでおくのもいいですね！

ねじった体側を伸ばすポーズの注意点

骨盤・背骨を整えるアーサナなだけあって、腰回り・背骨周りはとても気持ちいいと思います。

しかし、強度が強いため、腰に疾患や痛みを抱えている方は様子を見ながら取り組んでいくべきかもしれません。

強度が高いアーサナなので効果は高いですが、そのぶん負荷として跳ね返ってきてしまうケースもあると思いますので、ご自身の出来るペースで取り組んでいくのがベストです。

気持ちを前向きにする効果＆幸せホルモン・セロトニン

このアーサナは気持ちを前向きにする効果が高いポーズだと思います。

人間の心・精神・感情は、医学的にも“体と連動している部分”が非常に多いとされています。

ある研究では、ヨガに取り組むことによって幸せホルモンとされる「セロトニン」が分泌されることも判明しているそう。

原理としては「呼吸に意識を傾けるかたむけ、それに合わせて体を動かす」ことが、セロトニン分泌に大きく影響を及ぼしているとされています。

また、ねじった体側を伸ばすポーズは合掌した状態から体をひねり、日常生活ではなかなか取る事の少ないポーズのなので、それもリラックス効果に影響を与えるように思います。

立った状態で耳から床にの方向へと重力が働くことも相まって、日常生活とはやや違う“血の巡り方が特殊なもの”になっていることが、このアーサナにおける“気持ちを前向きにする効果”と密接に関連しているような気がしますね。

このアーサナにはそういったいくつかの要員が相まって、相乗効果が出ているように思います。

ねじった体側を伸ばすポーズは人気のポーズのひとつでもあるので、時々メニューに取り入れてみても良いかもしれませんね！