足の親指をつかむポーズのやり方&効果|バランス感覚と姿勢の安定に!

バランス感覚と姿勢の安定に効果が高いとされる足の親指をつかむポーズ(パーダーアングシュタ・アーサナ[Padangusthasana])。

パーダは足、アングシュタは親指を意味する言葉とされています。

頭部に血液がめぐることも相まって、リラックス効果が高いアーサナのひとつですよ!

柔軟にも使えて一石二鳥ですね!

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足の親指をつかむポーズのやり方&効果|バランス感覚と姿勢の安定に!

網地を腰幅に開いた状態からスタートするこのアーサナ。

体勢としては、以前に触れた立位前屈のポーズ(ウッターナ・アーサナ)
に近いところがあるかも知れません。

足の親指をしっかりと掴みつつ全身を前に方向け、しっかりと姿勢を整えていきましょう。

山のポーズの状態から上半身を前に倒し、足の親指を掴んでいきます。

呼吸を吐き出しながら前屈し、両方の手で足の親指を掴みましょう。

吐く息と共に前屈を深めていくことで、一層のリラックス効果を得られると思いますよ!

足の親指をつかむポーズのやり方

足の親指をつかむポーズのやり方は以下。

もし前屈が厳しければ、前述した立位前屈のポーズ(ウッターナ・アーサナ)からスタートしてもいいでしょう。

前屈が厳しい場合はハムストリング(もも裏)やヒラメ筋(ふくらはぎ)の筋肉が固い可能性があるので、意識して伸ばしていくと多と思います。

  1. 山のポーズで立ち、足は腰幅に開く
  2. 足の親指を掴んで背筋を伸ばす
  3. 呼吸を意識しつつ前屈を深めていく(肘は外側に開く)

このアーサナは前屈さえ出来れば、非常にシンプルで行いやすいものになります。

人によって得手不得手があると思いますが、もし前屈が厳しいように感じても、コツコツ行なっていくとだんだん出来るようになってきますよ!

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足の親指をつかむポーズの効果

足の親指をつかむポーズの効果として一般的なものは以下。

  • バランス感覚を養う
  • 姿勢を整える
  • 気持ちを安定させる効果
  • 便秘を解消する効果

これらの効果に加え、ハムストリング(もも裏)のストレッチ効果はかなり高いと感じました。

気持ちを安定させる効果はなかなか高いので、ある程度集中できる空間をうまく作って取り組んでみると、効果が倍増してくると思います。

テレビを見ながらとか、ラジオを聞きながら…みたいな片手間で行うのも良いんですけど、やはりリラックスBGMなどを流しながら、ゆっくりとした時間を楽しみたいところですね!

実際のところヨガに関しては、片手間で「◯◯しながら」みたいな感じで行うと、単なる変則的なストレッチ…みたいになってしまうところがあります。

それでも充分効果的なんですが、せっかくなので心を安定させる効果もしっかりと享受して、取りこぼし無くヨガの恩恵を受けたいところですよね!

足の親指をつかむポーズの特徴

名前 足の親指をつかむポーズ
サンスクリット名 パーダーアングシュタ・アーサナ
フォーム難易度 ★★☆☆☆
ストレッチ効果 太もも裏など
内面への効果 バランス感覚、便秘解消、気持ちの安定

シンプルな前屈に近いですが、ゆえに効果も高いです。

血流も変わるので逆転のポーズに近い形での「気持ちを落ち着ける効果」が期待できるのもポイント!

このアーサナのポイント
前屈をコツコツ行なっていくと姿勢も良くなってきてすごく良いですよ!
頭がスッキリとリフレッシュしやすくなる、気持ち良いアーサナです。

足の親指をつかむポーズの注意点

あまり長時間行いすぎると、頭に血が上りすぎてクラクラしてしまうことも。

無理をしたからといって効果が劇的に変わる…といったものではありませれんから、ほどほどに行なっていくと良いでしょう。

太もも裏が伸びると座る姿勢も楽になるので良いですよ!

筋トレ後(筋トレ中)にヨガを取り入れている理由

意外かもしれませんが、ヨガのポーズは種類によっては筋トレ中&筋トレ後にも有効です。

筋トレを行なった場合は筋肉が引き締まる代わりに疲労が溜まったり、筋肉が傷ついたりしますから、その状態をケアする意味でもストレッチは有効。

私の場合は筋トレを行う際も「心を空にして淡々と」を意識しているので、筋トレのセットの間にヨガを取り入れています。

筋トレ後のストレッチに対して期待できるコトは主に以下の2点。

  • 筋肉が疲労蓄積によるパフォーマンスの低下の防止
  • 筋肉をクールダウンさせて、副交感神経を優位にさせる

特に後者の「副交感神経を優位にさせる」というのはなかなかに有効で、体内のタンパク質が筋肉に合成されやすくなるそうです。

筋トレはただでさえ時間がかかりますから、トレーニングとトレーニングの間の“休息の取り方”もとても大切な要素となってきますよね。

特にこの足の親指をつかむポーズを活用するのはキツめのスクワット系の種目を行なった後なんですけど、やるとやらないとで最大出力も変わってきてる気がしますし、疲れの残り方も段違いになりました。

筋トレの合間にあまり派手なアーサナでリラックスしてると変な目で見られるでしょうけど、こういう「地味だけど聞くストレッチ系のポーズ」は、精神統一&ストレッチの両側面から見て絶大な相乗効果があると思いますよ!

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