誰にでも行える非常に簡単な姿勢、ワニのポーズ(マカラ・アーサナ[Makarasana])。
マカラとは神話に登場する怪魚のことを指すのですが、これについては後述します。
このアーサナは眼精疲労や意識の統一にも高い効果があるため、リラックスしたい時におすすめです。
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パッと読むための目次
ワニのポーズのやり方と効果|眼精疲労&気持ちの統一に!
ワニのポーズはうつ伏せの状態になり、両手の上に額をのせるだけ…ということで非常にシンプルでわかりやすいポーズです。
心と体の力を抜いて、呼吸を通して血が巡っていくのを感じてみましょう。
複雑なポーズではない反面、心の動きを察知しやすいかもしれません。
抱えている悩みごとを手放して、空っぽの心を意識すると良いと思いますよ!
人間の脳は意外なことに「何も考えない」というのが苦手なようです。
何もしなくても、気がつけば浮かんでは消える考え事を追いかけてしまいがちですし、その内容によっては心も脳も疲弊します。
ワニのポーズを行うことは、そんな疲れた心・精神・脳を意識的に空っぽの状態にするのに役立つアーサナです。
ワニのポーズのやり方
ワニのポーズのやり方とポイントは以下。
- うつ伏せの状態になり、両手の上に額をのせる
- 両つま先を近づけ、かかとを外に開く
- リラックスして手を重ね、まぶたもそっと閉じる
リラックスした状態を意識的に作るのは、じつは難しいことです。
一流のアスリートでさえも、いつもの力を発揮できるリラックス状態を得るためにルーティーンを取り入れたり、色々と工夫をしているのは有名な話ですね!
心の状態を整えることを軽視してしまうと大切な場面で力が出せなかったり、本来すべきではない判断・失敗を犯してしまったり…ということに繋がりがち。
こういうことを未然に防ぎ、心をいつもスッキリと軽い状態でメンテナンスしておくためにも、ワニのポーズはなかなか有力だと思いますよ!
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ワニのポーズの効果
ワニのポーズの効果について一般的にいわれているのは以下。
- 内蔵機能を高める
- 腰痛を緩和する
- 眼精疲労を和らげる
- 気持ちを落ち着ける
このアーサナを実際に継続してみて、内臓機能の向上は正直感じたことがありませんので、個人差がある部分かもしれませんね。
ただ、眼精疲労の緩和と、気持ちを落ち着ける効果はなかなか高いと判断しています。
記事前半でも触れましたが「心を意識的に空っぽにする」という一点に絞るならば、かなり優秀なアーサナになるんじゃないでしょうか。
ワニのポーズの特徴
名前 | ワニのポーズ |
サンスクリット名 | マカラ・アーサナ |
フォーム難易度 | ★☆☆☆☆ |
ストレッチ効果 | |
内面への効果 | 内臓機能強化、眼精疲労緩和など |
非常にシンプルなポーズなので、誰にでも取り組みやすいメリット。
うつ伏せになって心の声に耳を傾けてみましょう。
リラックスした状態を意識的に生み出せるよう工夫しましょう!
ワニのポーズの注意点
ワニのポーズは「うつ伏せで寝そべるだけ」のように見えるシンプルなアーサナ。
体に対して特別な影響力をもたらさないぶん、心に与える影響を意識しやすいポーズです。
簡単なポーズだからこそ心の状態を意識しやすいので、本当に“ただ寝そべっているだけ”にならないよう気をつけましょう。
ワニのポーズのこぼれ話
最後にこのアーサナの元になったっとされる怪魚マカラについて触れておきましょう。
マカラとはインド神話に登場する怪魚であるとされています。
象のような鼻&とぐろを巻いた尾を持っており、イルカやサメ・ワニの類ともされているそうです。
また、水を操る力を持っていることも相まって、崇拝の対象とされていたとのこと。
今回の内容で触れたマカラ・アーサナは“ワニのポーズ”訳されることがありますが、他にもワニのポーズと呼ばれるものが存在しているのは、この「怪魚マカラ」という存在が、日本人にとって和訳しにくい…といった点が影響しているのかもしれませんね!
ちなみに余談にはなりますが、インドの神さまといえば以下のガネーシャなどが有名。
インドの神様 商売の神様 ブロンズ ガネーシャ像 21cm Ganesh Idol Cold cast Bronze Sculpture Hindu God
ガネーシャは現世利益をもたらしてくれる神さまとして非常に人気がある神さまで、商売の神さまとも言われており現在でも深く親しまれているようです。
マカラにしてもガネーシャにしてもそうですが、あまり馴染みのない神さまだからこそ神秘的なロマンを感じてしまう部分がありますよね!
ヨガと聞くとアーサナばかりに目がいきがちな部分もありますが、こういったインドの社会文化・カルチャー・風習などについて理解を深めていくのも面白いと思いますよ!
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