蓮華座(れんげざ/パドマ・アーサナ)のハードルが人によってはやや高いものの、ぜひメニューに組み込みたいヨーガの象徴のポーズ(ヨーガ・ムドラー・アーサナ[Yoga Mudrasana])。
ムドラーとは印・象徴といった意味を示す言葉なのだそうです。
体に眠る申請なエネルギーを覚醒させると信じられているそうでやや神秘的な部分もありつつ、実質的な効果としては「肩甲骨周り」がかなり楽になるため、お世話になってるアーサナのひとつですよ!
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パッと読むための目次
ヨーガの象徴のポーズのやり方&効果|股関節の柔軟性・内臓機能の向上など!
先ず、蓮華座の状態で座るのが一苦労…という方もいらっしゃると思います。
蓮華座の座り方は以下。
杖のポーズの状態から両足を曲げ、まずは右足を左足の太もも(付け根あたり)に乗せます。
その後、左足を右足の太もも(付け根あたり)に乗せます。
仏教における座禅でいう「結跏趺坐(けっかふざ)」とよばれる座り方と同様のものです。
足首が痛くなる方は無理に行わず、片脚を太ももに乗せるだけ(達人座・半跏趺坐)で行うのもいいでしょう。
ヨーガの象徴のポーズは、この状態から手を後ろに組み、体をゆっくりと倒していきます。
肩甲骨周りがグッと伸びる感覚があるので、肩こりに悩んでいる方にとってはとてもいいと思いますよ。
他にも肩こりに効くアーサナは色々ありますが、それらと比較しても“あからさまに効果が高い”と感じるのがこのポーズです。
ヨーガの象徴のポーズのやり方
ヨーガの象徴のポーズのやり方は以下になります。
- 蓮華座で座る
- 後ろで手を組む
- 状態を前に倒し、額を床につける(手は背面から上に)
- 頭を起こし、あごを床につける
④のステップはやや難しいので、初心者の場合は③までで充分だと思います。
初心者ではなくても、人によっては③の状態でOKとみなしているケースもあるようです。
どちらにしても全身が伸びる感じがして、とても気持ちいいアーサナですよ!
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ヨーガの象徴のポーズの効果
ヨーガの象徴のポーズの効果は、一般的には以下のようなものになります。
蓮華座だけでも充分に柔軟効果はありますし、片脚を太ももに乗せるだけの達人座(半跏趺坐)で行なっても気持ちいいと思いますよ!
- 股関節の柔軟性を高める
- 呼吸機能を高める
- 気持ちを安定させる
- 内臓機能を高める
上記4点には含まれていないのですが、腕を後ろで組んで背面から上に上げていく動作によって、結果的に肩甲骨が背面に引き寄せられることになります。
この動きによって肩周りの凝り固まった筋肉がほぐれるせいか、とても肩が軽くなりました。
毎朝・晩のヨガの時間には欠かさず行っているアーサナのひとつですし、時間があれば立ったまま(シャワーの時とか)手と背面だけこのポーズを行なってみたりすることもあります。
とにかく肩甲骨・肩こりには高い効果があると思うので、肩こりに悩んでいる方は試してみるのがおすすめですよ!
また、このアーサナは呼吸機能を高め、気持ちを安定させる効果も兼ね備えています。
朝一番、特に集中力を要する勝負事がある日などは、ヨーガの象徴のポーズを行なってから家を出ると良いかもしれませんね!
ヨーガの象徴のポーズの特徴
名前 | ヨーガの象徴のポーズ |
サンスクリット名 | ヨーガ・ムドラー・アーサナ |
フォーム難易度 | ★★★☆☆ |
ストレッチ効果 | 股関節・肩周り |
内面への効果 | 呼吸機能UP・気持ちの安定・内臓機能アップ |
肩甲骨を後ろで寄せる感じの動きなので、肩こりなどに悩んでいる方に良いと思いますよ!
デスクワークでの肩こりが緩和に高い効果が期待できます。
足で蓮華座をしなくても充分に効果があるので、まずは腕だけでもやってみるといいですよ!
ヨーガの象徴のポーズの注意点
首に力を入れすぎないように意識しつつ、両腕ごと背面から肩を引き上げていきましょう。
初心者の肩であれば、前に体を倒し額を床につけるところまで出来れば、まずはGOODだと思います。
呼吸に注意しながら脳内の悩みを一旦手放し、気持ちの安定する場所を探っていきましょう。
後ろで腕を組んだ蓮華座のやり方と効果について!
このアーサナのバリエーションとして、以下の“後ろで腕を組んだ蓮華座(バッダ・パドマ・アーサナ)”というものもあります。
このアーサナは最初は「無理でしょ!」といったレベルのものなので、出来ずとも焦らずに、基礎から取り組んでいきましょう。
後ろで腕を組んだ蓮華座のやり方は非常シンプル。
蓮華座の状態から背面で腕を交差し、右手の指で左脚の親指を、左手の指で右足の親指を掴む…というもの。
この状態から体を前に倒し、ヨーガの象徴のポーズと同様にあごを床につけます。
文字にすると簡単なんですが、特別体が柔らかい…とかない限り、初心者には正直厳しいアーサナなんじゃないでしょうか。
まずは蓮華座&ヨーガの象徴のポーズをしっかりと出来るように取り組み、急がず焦らずゆくゆくは、こういうアーサナが出来るように目指していきたいものですね!
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