合せきのポーズのやり方&効果|股関節の柔軟性アップ!

股関節に対するアプローチ力がとても高い合せきのポーズ(バッダ・コーナ・アーサナ[Baddha Konasana])。

バッダが抑えられた、コーナが角度という意味を持っています。

合せきとは足の裏と裏を合わせることを指しており、覚えやすいアーサナのひとつですね!

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合せきのポーズのやり方&効果|股関節の柔軟性アップ!

合せきのポーズは、通常のあぐらの状態から「足の裏と足の裏を合わせた状態」に持っていくのがポイントのアーサナです。

ポーズに入ったら両肩を背面へグッと引き、骨盤を立てて背筋を真っ直ぐにするイメージを持ちましょう。

このアーサナは婦人科系の不調(生理痛・生理不順など)の改善にも役立つとのことなので、女性にもオススメです。

足の裏と足の裏を合わせた状態で慣れてきたら、全身を前に倒しポーズを深めていくのもいいでしょう。

前屈を組み合わせることで腰痛の緩和に効果が高いのだそう。

前屈が苦手だったので敬遠していましたが、前屈を絡めると上半身がよく伸びて気持ちいいですよ!

合せきのポーズのやり方

合せきのポーズのやり方は以下!

  1. 杖のポーズから両足を曲げ足の裏を合わせる
  2. 両手で足の甲をつかみ、背筋をピンと伸ばす
  3. 両手で両かかとを股関節のほうへ引き、両膝は床に近づける
  4. 肩は後方へ引き、骨盤を立て重心を安定させる

非常にシンプルなポーズでは在るものの、シンプルゆえにやってみると奥が深いですよ!

「こういうポーズなら簡単だ!」と頭で考えるのと、実際行って重心の位置や呼吸の感じを掴もうとするのでは、正直“雲泥(うんでい)の差”があります。

このポーズであればいつでもどこでも出来てしまいますから、ぜひ一度トライして効果を確認してみてくださいね!

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合せきのポーズの効果

合せきのポーズの効果で一般的なものは以下。

  • 股関節の柔軟性を高める
  • 背中のコリの解消・改善に
  • 気持ちを穏やかに、落ち着けていく
  • 婦人科系の不調(生理痛・生理不順など)に効果的

婦人科系の不調(生理痛・生理不順など)に対する効果は自分では実感できませんが、お話を伺うと確かにPMSや生理痛が軽くなってきた…という意見が多いようです。

誤差や自己暗示の可能性も少なからずあるとは思いますが、PMSや生理痛が重い方にとっては試す価値ありではないでしょうか。

股関節&背中のコリに関しては、確かに効果があると思います。

背面は特に背面を伸ばすポーズが好きですが、姿勢への意識の傾けやすさを比較すると、どちらも一長一短…といった感じですね!

またバリエーションとして“仰向けの合せきのポーズ(スプタ・バッダ・コーナ・アーサナ)”というものもあります。

合せきのポーズの特徴

名前 合せきのポーズ
サンスクリット名 バッダ・コーナ・アーサナ
フォーム難易度 ★★☆☆☆
ストレッチ効果 股関節の柔軟性・肩のコリ
内面への効果 気持ちを落ち着ける、婦人科系の不調緩和

足の裏と足の裏で「合掌(がっしょう)」をするポーズですね!

とても覚えやすく取り組みやすいアーサナだと思います。

このアーサナのポイント
英雄座や合せきのポーズのようなシンプルな座法は、スキマ時間に手軽に出来るのがとてもGOOD!

合せきのポーズの注意点

合せきのポーズは特別に難しい要素もなく取り組めるアーサナだと思います。

肩を後方に引き、骨盤を立てて背筋を整えましょう。

上級者の方はそのまま前屈し、ポーズを深めていく方法もあります。

仰向けの合せきのポーズのやり方&効果

仰向けの合せきのポーズのやり方は以下になります。

スプタとは横たわるという意味を持った言葉です。

  • 合せきのポーズを行う
  • 両足の裏を倒したまま状態を後ろに倒して仰向けになる
  • 腕を頭上に持っていき組む

強度としては合せきのポーズとさほどの違いがないと思いますが、実際に行なってみると高いリラックス効果を感じると思います。

リラックスBGMなどを流しながら行なっていくと気持ちいいアーサナですね!

股関節の筋をしっかりと伸ばしつつ、ゆっくりと力を抜いて心・精神を落ち着かせていきましょう!

その心は本当に「落ち着いている」のだろうか?

現代社会では、しらずしらずのうちにストレスを溜め込んでしまっている…ということがままあります。

そういう時は、時に意識的に「自分の心は本当に今、落ち着いているのだろうか?」と、自分の心に問いかけてみるのも大切なこと。

自分の心は自分の脳が考えているよりも、もしかしたらずっと疲弊してしまっているかもしれません。

自分の心が疲弊しているかどうかを知るためには、こういうシンプルなポーズを習慣化して行なっていくことがおそらく最良。

心が疲弊している時と、そうでない時の両方を自覚して経験することによって、その区別がつきやすくなると思いますよ!

身体のケアと同様に、しっかり心もストレッチしていきたいものですね!

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